Halló!(こんにちは)、アイスランド巡視船。
はじめに
年々、異常な猛暑が続く日本の夏。
最近では避暑地として北海道の釧路や千葉県の勝浦が取り上げられるようになりました。
さらには、沖縄県の方が気温が低かったりして、一頃の「暑さを楽しもう!」なんて雰囲気はすっかり無くなってしまいましたね。
そんな中、
私は火と氷の国アイスランドへ行ってきました。
アイスランドへは旅行会社からツアーが出ており、限られた自由時間の中で現地の巡視船も見ることができたのです。
今回はこれをみなさまにご報告いたしましょう。
アイスランドはどんなところか?
国名はアイスランド。
しばしば「アイスランド共和国」と表現されることがありますが、正式な国名はそのままアイスランドです。
元々はデンマーク王国の実質的な自治領だったものが、現在では王様のいない国=共和制の国として独立。
国家元首たる大統領の下で、行政府の長である首相によって実質的な統治が行われています。
現地の言語はアイスランド語ですが、首都や観光地ではほぼ100%英語が通じます。
国土の大きさは北海道よりやや大きいくらい。
【北極圏】と呼ばれる北緯(世界地図の横線)66度33分以北の地域に国土の一部が属しており、白夜やオーロラを見ることができます。
…と、おそらく名前だけは知っているけれど、行ったことがある日本人はそう多くはない国。
語りだすと長くなるので、残りの説明はWikipediaや外務省HPにお任せします(;^ω^)
それでは本題に移りましょう。
アイスランド沿岸警備隊について
Landhelgisgæsla Íslands(アイスランド語)
Icelandic Coast Guard(英語)
アイスランド沿岸警備隊
https://www.lhg.is/
https://www.facebook.com/Landhelgisgaeslan
https://www.youtube.com/@landhelgisgslaislands2486
アイスランド沿岸警備隊は司法省傘下の独立機関型CG機関です。
司法省は陸上の文民警察も管轄しており、アイスランド警察は一般的な治安維持や交通統制を行う他に入国管理や国民保護など幅広い業務を担っています。
その他には各自治体が運営する救急・消防組織が存在するなど。
その一方で、
アイスランドには陸海空軍は存在しません。

ただし、
北大西洋条約機構(NATO)の創設以来の加盟国であり、現在もアメリカ合衆国との国防協定を結んでいます。
実際に私がアイスランドの玄関口であるケプラビーク国際空港に着いたとき、戦闘機が3機飛び立っていくのを見ました。
現地ガイドさんの説明によると、アメリカ軍が訓練などで時々駐留しているとのこと。
とっさのことで写真を撮れなかったのが惜しまれますが、入国早々の強烈な第一印象でした。

この他に国内線のレイキャビク空港がある
話を元に戻すと。
沿岸警備隊は首都レイキャビクに本部を置き、近郊のレイキャビク空港に航空基地があります。

首都圏消防本部と同居している

ハットルグリムス教会最上階より
アイスランド第2の都市アークレイリ周辺の港町シグルフィヨルズルにも船艇基地があるそうですが、所在について私は確認できませんでした。
その他には各地に点在するレーダー基地があるのみで、職員の数が約200名という小規模な組織となっています。
また、
機動勢力も船艇4隻、固定翼機1機、回転翼機3機で運用中。
そんなに少なくて大丈夫かな?と心配にもなりますが…。
しかし、そもそもアイスランド人口は約38万人、その2/3(25万3千人)は首都レイキャビクに集中しています。
渋谷区と大体同じくらいなので、これで十分なのかもしれません。
それはさておき、
今回の旅行で垣間見た2隻の巡視船をご紹介していきましょう。
・巡視船トール(現役フラッグシップ)
・巡視船オーディン(解役船)
※以下に掲載した写真は当サイト管理人が撮影したものです。
※撮影は立入が認められている場所でのみ行っています。
巡視船トールについて
最初はアイスランド沿岸警備隊のフラッグシップ【巡視船トール】から。


ICGVトール
全長 93.80m
全高 30m
総トン数 4049トン
トールの船種はVarðskipið(Patrol vessel=巡視船)ですが、形状は測量船【HL11平洋】や【HL12光洋】に似ています。
前甲板がせり上がっていて後甲板が下がっている形状は、高速航行よりもずっしりとした安定性を感じさせます。
測量船「光洋」
長さ:103m 総トン数:4,000トン
最新鋭の大型測量船を知ろう|海上保安庁 海洋情報部
ちなみに大型ヘリの離発着はできないので、その意味でも平洋・光洋に似ています。
船名はÞÓR(トール)。

船体銘板: ÞÓR(すべて大文字)
北欧神話の雷神トールに由来しており、日本でもマンガ・アニメ・ゲームなどでしばしば聞く名前ですね。
むしろ武器や技の名前としての雷神の槌(トール・ハンマー)の方が有名でしょうか。
英語読みだとTHOR(ソー)、これはアメコミの『マイティ・ソー』で聞いたことがあるかも。
なお、アイスランド巡視船はすべて北欧神話の神の名前が由来となっています。
うーん、かっこいい!
・巡視船トール(雷神)
・巡視船オーディン(最高神)
・巡視船フレイヤ(女神)
・巡視艇バルドル(オーディンの息子、光の神)
巡視船トールは明確にフラッグシップとして位置づけられている存在。
同型船にフレイヤがありますが、こちらは僻地のシグルフィヨルズル港に配備されており、おそらく日本人が目にする機会はほぼ無いでしょう。
しかしトールはレイキャビク港を母港としており、係留地は”オールドハーバー”と呼ばれる観光名所ともなっています。
また、係留埠頭のすぐ隣にはハルパという美しいコンサートホールが建っているので、これと合わせて無意識のうちにトールを見ている人も多いはず。
その意味では横浜赤レンガパーク前にたたずんでいる【PLH32あきつしま】に近い存在。
ただ、港の雰囲気としては函館港に似たものを私は感じました。

この建物の裏側が港

巡視船トールの前甲板
それでは外観の細かいパーツを見ていきましょう。


船首からのデザイン特徴としては、まず防舷材と思しき黒いベルトが舳先に取り付けられています。
その下に沿岸警備隊ロゴマークの装飾。

前甲板にはボフォース40mm単装機関砲が装備されていますが、カバーがかけられていため砲筒部分しか見ることができませんでした。


ボフォース社はスウェーデンの兵器メーカー。
その40mm機関砲のMk.3が日本の【PLH32あきつしま】に、Mk.4が【PLH41みずほ】以降の大型巡視船にも搭載されています。
巡視船トールの就役は2011年なので、2013年就役のあきつしまと同じくMk.3型かと想像しますが、砲筒の形はMk.4型に似ているようにも感じます。
ただ、兵装については相変わらず詳しくないので、ご専門の方におまかせします(;´・ω・)
いずれにしても、
軍隊を持たないアイスランド国においては、この機関砲が最大火器ということになるでしょう。
撮影しているときは特に意識しませんでしたが、改めて写真を眺めると考えさせられるものがあります。
巡視船トールの船央周辺

船体中央には大きなレーシングストライプ。
乾舷(水面から上甲板までの距離)が大きいため、レーシングストライプも長く大きく描かれています。
色はスカイブルー(青)、スノーホワイト(白)、ファイヤーレッド(赤)の三色構成。
アイスランド国旗をモチーフとしたデザインです。
船橋窓ガラスの下には船名を記した銘板があり、さらにその下にはCOAST GUARDの文字。
そして舷側中央にはアイスランド語で次のように描かれています。

ラントヘルギス ゲスラン
LANDHELGISGÆSLAN
Landhelginが領海、
gæslanが警備または警備隊を意味する言葉。
これを合わせてLandhelgisgæslanでCoastguardと同じ意味になるわけですね。
さらにアイスランド沿岸警備隊の読み方は次のとおり。
ラントヘルギスゲスラ イース(ト)ランツ
Landhelgisgæsla Íslands
ポイントはdの発音が濁らないことと、
イーストランツのtをほとんど聞き取れないくらい小さな声で言うことです☆
話を元に戻して。
その他、ゴムボート搭載艇を格納するスペースが設けられ、これは左右両舷にあります。
船橋からは360度をぐるりと一望することができるので、この点は平洋・光洋とは違うところ。
さらに頭頂のドーム型レーダー(レドーム)は、この船の大きな特徴となっています。


ハルパ・4階レストランより
おそらくこれはXバンドと呼ばれる周波数帯を用いたレーダーだとは思うのですが、いかんせん兵装以上に詳しくないので紹介はここまでにとどめておきます。
巡視船トールの後甲板


最後に後甲板を見てみると、まず大型クレーンの存在が目立ちます。
特に資機材が置かれている様子はないものの、甲板は狭隘な印象。

ただし、最新の海外ニュースによると小型の無人回転翼機(ヘリコプター)が運用されているようです。
この狭い甲板から飛び立つのだろうか…?と不思議に思ったところ、仮設の飛行甲板を設置してそこから離発着させているようでした。
Camcopter S-100がアイスランド沿岸警備隊の海上監視能力を向上
公開日 07/07/2022現在、巡視船トールとフレイヤに配備されている遠隔操縦航空機システム (RPAS) は、シーベル社によって運用されています。CAMCOPTER S-100は、アイスランド沿岸警備隊に広大な排他的経済水域(EEZ)をより適切にカバーする可能性を与えます。その主な目的は通常よりもはるかに広い範囲で船舶と活動を識別可能とし、船舶の状況把握を拡大できるようにすることです。
カンコプター S-100 がアイスランド沿岸警備隊の海上監視能力を向上 – Naval Newsシーベル CAMCOPTER S-100 がアイスランド沿岸警備隊の海洋状況把握の強化を実現する (シーベル社の写真)
そして、
船尾には国旗を燕尾に切り取った船艇旗が掲揚されていました。

船尾に船名や船籍港らしき標示はなく、つるりとした印象。
朝や夕方には旗は掲揚されていなかったので、少なくとも停泊中は日中のみの掲揚だと思われます。

改めて、
オールドハーバーはひんやりとした空気がそよぐ、波静かな入り江でした。
その風景の中にトールの姿があり、船影が水面に映っていたのが印象的でした。
レイキャビク海洋博物館と巡視船オーディン
ここからは海洋博物館に展示されている巡視船オーディンについてご紹介していきます。


レイキャビク海洋博物館は同じくオールドハーバーにある市立博物館。
主にアイスランドのタラ漁の歴史について解説しているのですが、その目玉は何と言っても解役船オーディン!
屋外に船体がそのまま展示されており、入館料金を支払えば誰でも内部を見学できます。


オーディンは数々の功績ある船として歴史に名を刻んだ一隻。
その意味では日本のお台場に保存されている南極調査船【PL107宗谷】に似た存在ですね。
ちなみに宗谷は基本的に船内を自由に周遊できますが、こちらは博物館員の引率による見学となっています。(要は自由に出入りはできませんということ)
しかもたっぷり1時間弱!
館内の見学と合わせるとかなりの時間を要するので、もしこれから行かれる人は時間に余裕をもってお越しください。
一応、英語で案内してくれるので、ものすごく頑張って大まかな説明はなんとなーくわかりました。
というより12海里とか六分儀とか食堂などの海事用語の方がよく聞き取れたりして、我ながらディープな世界にはまりこんだなぁ…と感じた次第。
(;´∀`)
それはさておき、
オーディンの内部をサクッとご紹介していきます。
ちなみに他の外国人観光客に混じっての見学だったので、写真がボケてたり、撮り損ねてたりするエリアがありました。そのへんはご容赦ください。
巡視船オーディンの内部

ICGVオーディン(Óðinn)
進水:1959年(昭和34年)9月
就役:1960年(昭和35年)1月
解役:2006年(平成18年)
長さ:63.68 m 排水トン数:910トン
全長は宗谷(83.3m)より一回り小さいサイズ。
宗谷が第4次南極観測(タロとジロを回収した次の回の調査)に赴いている頃に就役したのがこのオーディンです。
当時は東西冷戦まっただ中、翌年1961年8月にはベルリンの壁も築かれるという国際情勢にありました。


デンマーク・オールボー造船所 1959年製




オーディンは今から65年前に建造された船ですが、展示船となった今なおエンジンは稼働しています。
実際、エンジンルームは振動と熱気に包まれており、メンテナンスすれば出航することもできるそうです。
(ただし、その技術者や部品の調達には苦労しているとのこと)
巡視船オーディンにまつわるエピソード
さて、
なぜこの巡視船オーディンがこのように保存・展示されているかと言えば。
アイスランドとイギリスとの間で起こった領海と漁業権をめぐる紛争「タラ戦争」を経験した船だからです。
タラは白身魚の鱈のこと。
アイスランドを代表する魚で、レストランやホテルでもよく提供されます。


右:タラのジャーキー(おみやげ)
当時の冷 戦をもじってタラ戦争と呼ばれたこの争いは、領海(12海里)や排他的経済水域(200海里)の考え方を国際的に定着させる契機となった事件でした。
また、世界の西側陣営の中で、アイスランドは頑なに自国の権益を守り抜くとともに、北大西洋条約機構(NATO)脱退をもちらつかせながら巧みな外交を展開します。
その過程において、
1958年から1976年にかけて三度の争いが生じ、そのすべてに巡視船オーディンは参加したというわけです。
(第一次~第三次タラ戦争まであるため複数形のコッド・ウォーズなのです)
最終的には小国アイスランドがイギリスに打ち勝つという”快挙”を成し遂げ、これが後の語り草となったのでした。
その活躍の詳細は英語版Wikipedia タラ戦争を読んでいただくとしましょう。
ところで、
私が特にお伝えしたいのは日本と巡視船オーディンとの関わり。
2011年3月に起きた東日本大震災に際して、アイスランドからは防寒具などの支援物資が届きました。
そのお礼として、修復が必要だったオーディンの航海灯マストの製造を日本の造船会社が申し出たのです。
大使室より(オーディン・マストの寄贈式)
令和4年6月16日かつて盛んだった気仙沼の造船業の施設は、震災の際、津波で壊滅的な被害を受けました。しかし、その後、大変なご苦労の末に復興を果たし、複数あった会社が合併、統合して新会社「みらい造船」を設立し、再出発を果たします。
大使室より(オーディン・マストの寄贈式) | 在アイスランド日本国大使館
みらい造船の木戸浦社長は、震災直後にご夫妻とお会いになり、その後もお付き合いを続けてこられましたが、アイスランドの人たちの温かい支援への感謝の気持ちをずっと抱いてきました。エギルさんから、浮かぶ博物館となった「オーディン」修復に、新しいシグナル・マスト(船の船首に設置される塔のようなものです。)が必要になる、と聞くと、木戸浦社長はその製造、寄贈を申し出られました。
航海灯マストを製造、さらに寄贈したのは株式会社みらい造船。
東日本大震災で被災した気仙沼市の造船会社5社が合併・統合して設立された会社です。
同社のHPにもオーディンのことが記されているのでぜひ読んでみてください。
→ 株式会社みらい造船
『アイスランドからの温かい支援に感謝を込めて…』
ただし残念ながら、
オーディンツアーでは前甲板には立ち入らず、ガイドによるマストの説明もありませんでした。
(アジア人は私一人で、他には英国人・ドイツ人・米国人っぽい方々でしたので仕方がないですね)


とは言え、
地理的に遠く隔たった日本とアイスランドの間に美しい交流があり、その絆の象徴が巡視船に据えられているのは意義深いこと。
両国のさらなる友好を願って、このエピソードを皆さまにご紹介する次第です。
沿岸警備隊の退役巡視船オーディン見学
令和7年5月13日沿岸警備隊の退役巡視船オーディン見学 | 在アイスランド日本国大使館みらい造船(株)からオーディンへ送られた大漁旗
旅の思い出など
観光の合間に、
私は現地ガイドさん(アイスランド在住の日本人)に次のような質問をしてみました。
「この国で人気のある職業は何ですか?
例えば警察官はどんな印象ですか?」と。
これはアイスランドにおける沿岸警備隊の人気や印象を知りたくて、でもストレートな質問では相手を困らせると思ってわざと遠回しに尋ねたのです。
すると、これに対する答えは…、
「アイスランドでは特に人気があったり、もてはやされる職業というのは無いように思います。
例えば医者や弁護士とか…政治家だから特に偉いということもなく、職業上の差別や優劣の考え方もありません。
そのことはこの国で男女平等が進んでいることと、つながっていると思います。」
私はかなりハッとさせられました。
そう言われてみれば、
現在のアイスランドの大統領・首相・外務大臣・司法大臣・警察長官は全員女性です。(2025年9月現在)
※アイスランドの人名にファミリーネームはなく、〇〇の息子という意味の~ソン、〇〇の娘という意味の~ドッティルという父称・母称を名字代わりに用いる。
もっと言えば首相を含めた計11人の閣僚の内6人が女性。
さらに選挙で選ばれた女性初の大統領が就任したのもアイスランド。
男女平等の理念とともに、労働者はみな平等という考え方があり、その根源に人として平等であるという精神が横たわっているのを感じた瞬間でした。
改めて考えてみると、警察官もさほど特別視される職業ではないのでしょう。
おそらく沿岸警備隊職員も然りかと思います。
今回の旅行で思い出すのは、走行中のパトカーや消防車・救急車を見かけなかったこと。
(警察署や消防署に駐車している車両は見ました。)


右:消防本部の救急車
首都市街でもケプラビーク国際空港でも、巡回警備をしている警察官を見た記憶がないのです。
逆に経由地のヘルシンキ空港ではフィンランド国境警備隊員が、日本の空港では警察官が腰に拳銃を帯びて空港内を巡回していました。
その他、アイスランド首相官邸や国会議事堂の周囲には柵や塀はなく、立哨する警備員の姿すらありません。


右:国会議事堂
つまりアイスランドでは公権力的なモチーフに触れる機会がほとんどなかったのが印象的でした。
以上のことは、
この国の治安の良さを表していますが、ひるがえってアイスランドを“平和な国”と表現するのも適当ではないように私は感じました。
のんびりした国、おだやかな国というのとも違う気がします。
たしかにこの国には陸海空軍は存在しませんが、だからと言ってアイスランド憲法において軍隊の設置を禁止しているわけでもないからです。
(そもそも国防に関する条項がありません)
タラ戦争におけるしたたかな外交手腕や、NATOやアメリカとの関係性を考えるとなかなか一筋縄ではいかない印象。
しいて言えば“落ち着いた国”ということになるでしょうか。
アイスランドと言えば豊かな自然が観光の目玉ですが、それだけにとどまらない静かな力強さを持った国だというのが全体的な感想でした。
もし皆さまのご興味が湧いたなら、ぜひ一度行ってみてください☆
おまけ:スコゥガル技術博物館の沿岸警備隊コーナー

アイスランド観光の定番としてスコゥガ滝という所があります。
この滝の近郊にスコゥガル民俗博物館という、これまた定番の観光スポットが。
さらにその付属館として、アイスランドの輸送・通信・テクノロジーに関する展示を行う技術博物館が隣に併設されています。
そこで、
もし観光ツアーの途中で立ち寄るときは、ここの一番奥のコーナーまで行ってみてください!!
なぜならアイスランド沿岸警備隊コーナーがあるから!

技術博物館の出口付近での一コーナーに過ぎませんが、沿岸警備隊愛好家ならこれを見逃すわけにはいきません。
とは言いながら、
私も偶然立ち寄ったときに発見しただけなので、じっくり眺められないまま立ち去るしかありませんでした…。

ですので、
もし今後スコゥガフォスやスコゥガル民俗博物館へが訪れる機会があれば、ぜひこちらにも足を運んでみてくださいね☆
以上、
アイスランドにおける沿岸警備隊・巡視船のご紹介でした。
《おわり》

滝に虹がかかっています!
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