CGGSチャンネルの開設
動画説明欄より
世界海上保安機関長官級会合 (Coast Guard Global Summit)は、世界をつなぐ海の平和と安全を目指して、二国間、また、地域の枠組みを超えて世界の海上保安機関間で協力し、連携する方策を議論するなど、「新たな対話と協力の場」として、海上保安庁と日本財団との共催で、2017年から開催しています。
11月29日(火)午後8時(日本時間)、
(382) Coast Guard Global Summit – YouTube
「海上保安機関間のネットワーク強化」をテーマとした、オンラインシンポジウム開催します。
第一部完全公開!
視聴はリンクから!⇒
https://youtu.be/cH4hx8yXOl0
チャンネル概要欄より
(382) Coast Guard Global Summit – YouTube
このチャンネルはCGGSオンラインシンポジウムのために公開したものであり、12月中にクローズする予定です。
海上保安庁のツイッターを観ていたら、気になる情報がとびこんできました!
第3回目となる【世界海上保安機関 長官級会合】が開催されるとのこと。
過去2回は各国の長官が日本に集まりましたが、今回はオンライン形式による開催だそうです。
そのため、
専用のユーチューブチャンネルが開設され、告知動画まで作成されている気合の入れよう。
海上保安庁の並々ならぬ熱意が感じられますね
(`・ω・´)
これまでのグローバルサミット
2017年09月:第1回会合
・参加国:34か国
2019年11月:第2回会合
・参加国:75か国
世界のコーストガード機関のトップが一堂に会するこのサミットは、海上保安庁と日本財団が共催して行われてきました。
第2回においては初回の倍以上の国々が参加し、このサミットへの期待が強いことを証明しています。
そして、
この第2回の内容は『かいほジャーナル』81号にて特集されています。
さらに、成果物として『世界の海上保安機関の現状に関する調査研究報告書』がまとめられています。
この報告書は【海上保安協会】から冊子として販売されていますが、協会HPにてPDF形式で読むこともできます。
個人的には、
多くの方に買ってほしいな…、
と思ってます。
(;^ω^)
サミット開催の意義
先ほどの『調査研究報告書』の中でも触れられていることですが、各国の海上保安機関の組織形態は様々です。
日本の海上保安庁やアメリカ沿岸警備隊のように、独立した専門組織が置かれている国もあれば、海軍・国境警備隊・警察が海上保安業務を担っている国もあります。
また、
その担当する業務の幅も各国によって異なります。
まさに、
国の数だけ異なるコーストガード機関が存在すると言ってよいでしょう。
では、そんなバラバラな者同士が、
一つのサミットに集合する意義は何でしょうか?
少なくとも、
サミットに参加する組織は
自らを【コーストガード】だと認識している。
…このことが自他に明らかになるのが、
グローバルサミットの意義ではないかと考えます。
そもそも、
コーストガードの歴史はまだ浅く、コーストガードとは何か?という概念や定義が明確になっていません。
しかし、
たとえば世界のコーストガード(的なもの)に対して、「この指とまれ!」と呼びかけたとして。
そこに集まってきた組織は、
コーストガード機関として認識してよいのではないでしょうか。
(とても大雑把ではありますが…)
なんにせよ、
関係機関が一つの場所に集まることで、おぼろげだったコーストガードの定義が少しずつ固まってくるように思います。
そして、そのことは主催者である日本の海上保安庁にとっても有益なはずです。
海上保安庁とは何をなす存在なのか?
海上保安庁は世界のために何ができるか?
他者を知ることで、
己をよく知ることができる―。
とよく言われます。
今回のグローバルサミットも、
参加国にとって良い意義を生み出すことを願ってやみません。
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